私は「強い」父親を持った。 そのことが、私の何よりの幸福だ。 はっきりそう思う。 そして出来ることなら、私も我が父のように、 「強い」父親でありたいと、願っている。 父が亡くなったのは平成4年。 既に20年以上が経過した。 父の早い死は、家族を悲しませた。 今も時折、父の不在という現実に、淋しさを覚えることがある。 だが父の死は、家族の誰も不幸にしなかった。 亡き父は今も、年老いた母をはじめ、 私ら一族の幸福の源泉であることに何の変りもない。 亡くなって歳月を経ても、父のことを思い出すと、 勇気づけられ、励まされ、慰められる。 大丈夫なんだと自信が湧いてくる。 人生にとって、本当に大切な価値についても、 迷いが晴れていく。
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